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木工DIY の小技と治具

【電動工具トリマー】トリマーで型どおりに「はみ出た部分」を切る方法

トリマービット7

木工DIYにおいてトリマーはとても魅力的な電動工具です。
これにしか出来ないことが多くて、作品の完成度もぐっとアップすること間違いなしです。

多彩な機能がある分、先端に付けるビットも多くて、実際に何使うのかイメージもわかないものも多いですね。

購入したときに付いてくるのは、「ストレートビット」です。
このビットはトリマーワークの基本となるマストアイテムではあるのですが、もう少し踏み込んだビットはないのかと。

次に買うのにおすすめなものはどれかと。

私がおすすめするのは、「ガイドべアリング付ストレートビット」ですね。
板の端に曲面の飾り面を付けるといった装飾系のものとは違い、正確な部材揃えのために機能発揮してくれる便利なビットの紹介をしていきます。

角を丸く落とす

木工DIYでこんな作業はないでしょうか?

板の角を丸めるということ。

それも全部の角をキレイに揃えたいというとき。

こんな時に威力を発揮してくれます。

私がこんな治具を使ってこの治具にならって切り込んでいくので、出来上がりの角は治具と全く同じなものになります。トリマービット21

これを4つの角にすれば、そろった角の丸めが簡単にできてしまいます。

確かに

私はベルトジスクサンダーもご愛用なので、これで「ジャァ~~ッ」と削ってしまうと、安全に素早く出来ないこともないのですが、なかなかそろわないのですよ。

その部材が数枚必要となれば、さらに揃えるということの「難易度」は上がってきます。

ね?

便利そうですよね。

型どおりに切りたいときってない?

今度は変わった形の板と同じ形の部材を切り出したいとき。

「なんだ簡単じゃん。糸鋸かジグソーで切ってしまえば良いよ」と思いきや、これまたどうして、意外と難しいンですよ。この作業。

糸鋸とジグソーともに言えますが、切り過ぎちゃったらもう戻せないという当たり前といえば当たり前のことを認識していないで、切り進んでいるときがある。

決まってこんなときは失敗することが多い。

そして一枚だけなら良いのだが、数枚となる場合。数日後に又同じオーダーが入ったときに「全く同じ部材を切りそろえること」が出来ないと思います。

そんなとき、型(テンプレート)を残していたら何度でも、いつでも同じ部材を切り出すことが出来るのです。トリマービット4 トリマービット1 トリマービット5扉を付けるときに使う「蝶番」の彫り込みの歳にも威力を発揮します。

いつも使う蝶番に合わせて治具を作っておくと、キレイに彫り込みをすることが出来ます。トリマーでの作業は角が丸くなってしまうので、そこだけは「のみ」で直角に仕上げましょう。トリマービット22 トリマービット23

 

ガイドべアリング付ストレートビットの魅力

実際どうなっているのだろうかと。トリマービット7 トリマービット10

ビットの先端に刃が有り、続いてコロという形をならうベアリング、そしてトリマー本体とキチンと距離を保てるようにカラー(パイプ上の部品)があります。

使用法も至ってわかりやすくて、本当にお気に入りのビットなのです。
型となるテンプレートを上にのせて切るので目標も定めやすくて、失敗が少ないですね。

ならい加工の仕方

①まずはテンプレートなる切り出したい形の板を作ります。コンパネでも何でも良いです
②テンプレートより3ミリ程度はみ出す形で部材の1次カットをします
③1次カットをした部材の上に、テンプレートを両面テープで貼り付け、さらに作業台に固定をします
④トリマーの歯の出具合を合わせます。コロがテンプレートから外れていない出具合にします
⑤一度、トリマーを材から放して電源を入れます
⑥材に静かにトリマーを近づけ、切り込みをします
⑦ビットが短くて、一回に切り終えることが出来ない場合は、徐々にビットの出具合をあげて数回に分けて切り込みをして下さい

板はぎ(広い板を作ること)にも使えるよ!

実はこの方法、板はぎの時にも有効利用出来るんですよ!

板はぎの時って、接着し合う面が直角で水平になっていないとイケない。
デコボコになってると、隙間が妙に空いて綺麗な広い板にならない訳だ。

じゃあ、トリマーとガイドべアリング付ストレートビットを使ってやっちゃいましょう。

ガイドに合わせてびゅーんと習い加工をしてしまえば、完成ですトリマービット26トリマービット20

あとはボンドをつけてクランプで圧着したら終わりです♪

どうでしょうか

まとめ、注意点も含めて

自分が木工DIYをする際に使うビットして、一番多い気がするとても便利なトリマービットです。

持っていても損はないでしょう。

しかし注意点は何点かありますよ♪

切り込み量は3ミリ程度にするのが無難です。

だんだんとトリマーのなれてくると、「どのくらいの量が適正な切削量か」というのが、体感的にわかってきますが、最初はよくわからないまま使って、無理をしてしまうときもありますので、注意が必要です。

無理な切削はキックバックを起こしやすくなるので、やめましょう。

実際に切り出したい大きさより、3ミリ程度大きく手鋸やジグソーで、切り出しておくと良いですね。

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