家の中にデッドスペースは無いか。常に巻き尺を持って計りまくり、そこに収まるDIY家具を作ることに大きな喜びを感じませんか?
特にキッチン周りとか、階段下収納とか。
使いやすいですか? 自分の生活に合っていますか?
木工diyで快適化をしませんか
我が家の実例を紹介しますね
現在は大型引き出しで実に快適
まずは現在の状況です。大きな引き出しと二個のキャスターボックスで構成されています。
製作過程を書いていきますね。
参考にして頂けると嬉しいです。
自作家具を取り出して、レールを取り付ける下準備をする
直接、石膏ボードの取り付けるわけには行かないので、1×6材を固定して、ここにレールを取り付けていく。奥行きは90センチほどある。
スライドレールを取り付けていく
今回使用しているレールはMonotaROさんの3段引きレール、稼働量は50センチのもの。
耐圧は30kgということで、安さもあってこれにしてみた。
とういうか、私は最近モノタロウブランドばかりを使ってます(笑)
十分ですよ♪
今回紹介したいジグ。「引き出しレールガイド」。
アリエクでの購入ですけど、Amazonにもあります。
「こんなもの、無くても大丈夫」と馬鹿にしていた自分が恥ずかしい。
腕がないから出来る出来ない関係なく、綺麗に決まります。マグネットにレールがくっつくので、安定して位置決めと固定が出来ます。
綺麗に四段分のレールを付けることが出来ました。斜めになったり、曲がったり、前後がずれているとかを防げます。ここが曲がってると、もうアウト。
鬼門でもありますよ。もう一つ大活躍してくれた道具。「マキタ10.8Vインパクトドライバー」です。一緒にペンインパクトドライバーも大活躍してくれました。
何が良いって?
軽くて小さくて、木工diyでは満足のいくパワー。だから疲れないし、ストレスがないです。ありがたい。
引き出しを作る。
まずは部材の切り出しからですね。この汚いコンパネですが、実はこれを使い切ってしまいたかったのです。
私はマルノコが嫌いなので、今回もジグソーで部分的に切り出します。
テーブルソーで幅をそろえて。スライドマルノコで長さを合わせていきます。
怖いのでこの方法を多用しています。手を切りたくないのでね。底板が入れるための溝は、ルーターテーブルで。
横溝ビットを付けて一気に切り込んでしまいます。
引き出し本体の組み立ては、色々と迷いましたが、速さを優先してしまい、エアーツールで「プシュッ!、プシュッ!、プシュッ!と、ちゃっちゃと作ってしまいました。 今回もコーナークランプさんありがとう。内の嫁さんより言うこと聞く、頼もしい!
底板は通気性を考えたわけではないのですけど、余った部材の活用も考えて「有孔ベニヤ4ミリ」です。怖いのであえて手鋸ですよ。
引き出しを納めていく
大きめな引き出しを含めて4個を作成し、レールにはめ込んでいく。
今回使ったジグをおかげで、綺麗に引き出しが収まり気持ちが良い。
引き出し前板の作成
引き出しって、このハンドル(取っ手)や前板のデザインで様相がすっかり変わってしまうよね。
私もこれに悩みましたが、結局、既製品の取っ手を付けました。ツマミ合わせ治具が大活躍する


引き出しハンドルを付ける際にきちんと位置がそろう優れもの。そうそう使うものではないけど、あまり高いものでもないのであっても良いかなと思う。
Amazonなどでも手に入るのでオススメ。
キャスターボックスを二個、重量物のために作成する
引き出しの下は重たい液体ものを置く予定でした。空間の奥からイッパイのキャスターボックスを作ろうと考えて製作。
家具自体は重たいものを作りたくない自分。スタイルアンドレールビットを使って、少しでも軽量化を図ろうと思い作業開始。
作業自体はルーターテーブルを使って進めるので、綺麗な結果を出してくれる。型にはめれば誰でも出来るアメリカンな家具作り。日本のように熟練なんていらん。
これがウレしかったりする。
ねぇっ。きまってるでしょ。
あとはボンドを使って接着する。
あっという間にとまでは言えないけど。出来ました。あとは組み立てになります。
で
出来ました。収納力も抜群です。
床との段差はスロープを作って解消。
当初、観音開きの扉が着いていたので、今は床との段差が三センチほどあります。
キャスターボックスを出し入れするたびに、ガタガタするのでスロープを付けてみることにしました。
中途半端空間をどうにかしたい
新築の際に作った階段下収納。住んでいる内に使いにくくなっては来ても、家に傷を付けるのがいやで、この空間に前後二段のラックを作って使用してきた。

妙に奥行きがある。そして背が立たない。
何もなかった頃の状況はこんな感じで、もう「グチャグチャな置きかた」でした。ちょっとした棚を作って間に合わせてはいましたが、実に使いにくい。古い画像で写真が小さくてスイマセン。余りに奥行きが深いので、前後二つの棚を作って、後ろに普段使わないものを納めておこうと考えた。
必要時に前のラックを引き出して、普段使わない物を納めてと、これは妙案と思っていたけど、人間は2アクションの収納は嫌うので、次第に使いにくい物となっていった。
前のラックには収めるけど、後ろのラックは空。取り出しもしないし、納めもしなくなり、単なるデッドスペースとなっていった。
自作家具は撤去するのは簡単なので、取り外してしまえば良いのだが、そうすると、単純に元の状態に戻ってしまう背が立たない空間。
どうにかしたいという思いに駆られが、良い方法が見つからず二十年位も経ってしまった。
DIYで作るしかない
一度作った自作家具。使い勝手が悪いとはわかっていても、愛着も出てしまい、壊すことが出来ないのだ。
「まあ良いか」と二十年使用したが、今回、思い切って解体して製作に入った。
「探して見つからないものは自分で作るしかない」
仕事をしても気になってしかたがない(笑)
まとめ
家のプリリホームと思いながら作業を進めてみました。
大型引き出しを付けたことで、以前とは比べものにならないくらい収納力が増しました。
多少後ろに二十センチほどの無駄なスペースが残っても、十分な収納スペースと使いやすさを確保出来た。
本当は無駄なスペースを使い切りたいと、できるだけ稼働量が多いレールを探したけど、五十センチが良いところだった。
でも今回のプチリフォームで使い勝手も良くなって、やってみて良かったなって思います。
「そうそう、これがしたかったんよ」と何度も引き出しを開け閉めしてニマニマしてますよ。
木工DIYで作ると、「サイズだけはシンデレラフィット」になるので、
それでだけでも、醍醐味を感じます。
家具に生活を合わせるので無く、生活にあった家具の囲まれて暮らしたいと思うところです。
道具や環境によって結果は違ってきますが、思いは一緒です。
皆さんも始めませんか?
木工DIY。
楽しいですよ♪
実は階段下収納はもう一つあるんです。もう少し小ぶりな物が。
そちらも着手していこうと思います。